かなり前に、バターナイフについてブログを書きました。
2014年7月5日でしたので、もう7年も前!
このときは、家族の人数分を揃えるにはちょっとお高いカトラリーも、バターナイフならたった1本でもそれほど違和感はない。
むしろ、気に入ってしまった美しいカトラリーを一本だけでも手に入れたお客様はとても幸せそうに見える、というお話でした。
あれから世の中は何もかも変わってしまいました(大袈裟)。でも当店のかわいいバターナイフたちは、相変わらずお客様の手に取られるのを待っています。
そんなわけで今一度バターナイフのお話を。
アカートも大好きなカトラリーの一つ、皆様にもこの1本を眺めて「ふふふ」と小さな幸せを感じていただければと思います。
前回ご紹介したときと、同じ順番です。
工房アイザワ 純銅銀仕上カトラリー バターナイフ ¥1,705(¥1,550+税)
まずは「工房アイザワ」の「純銅銀仕上げ」バターナイフ 1,705円(税込)。
以前にバターナイフが主役のブログを書いたときは、当店一番人気のバターナイフだったようです。そしてそのときより値上がりしています・・・。
こちらは、「きれいなカトラリー発見!」→「どれか連れて帰りたい!」→「1本でも違和感のないバターナイフにしよう!」
そんな風に買われることが多いように思います。
「バターナイフが欲しくて」というよりは「純銅銀仕上げ」を手に入れたい、という動機が強いパターンと言えるでしょうか。
工房アイザワ 純銅銀仕上カトラリー ジャムナイフ ¥1,705(¥1,550+税)
ちなみにこの「純銅銀仕上げ」には「ジャムナイフ 1,705円(税込)」もあります。これまたちょっと値上がりしてますが・・・。バターナイフがフラットなのに対し、ジャムの方はスプーンのようにへこんでいるのが違い。「ジャム用」という響きがさらに贅沢です。
ちなみに長さを実測すると、どちらもだいたい14cmくらい。
でも、これらの「純銅銀仕上げ」、「ちょっと贅沢」や「自分用に・・・」という感じで買われる方、そういえば最近はちょっと少ないかな、と思います。
そして同じ工房アイザワの「WHITE&BLACK」の黒いバターナイフ 1,210円(税込)。
工房アイザワ WHITE&BLACK バターナイフ(BLACK) ¥1,210(¥1,210+税)
特徴は無駄のないシンプルな薄くて平たい形。3次元と言うより2次元な感じです。長さは約16.5cm(実測)。
純銅銀仕上げよりも少し長いので大きめのバターケースを使っている方などにこちらも人気。
ステンレスにエポキシ樹脂の黒い塗装が厚めに施されていますが、使っているうちにステンレスの地色が出てくるかと思います。そちらは経年変化ですのでご理解いただければと思います。
お次は「柳宗理」のバターナイフ 770円(税込)。
柳宗理 バターナイフ ¥770(¥700+税)
今回ご紹介する中では一番大きくて17.5cmほど。ゆったりとした有機的なデザインが特徴です。しっかり握れる柄と大きなツール部分、使い勝手と美しさを考えて作られた柳宗理らしい形ですね。お求めやすいお値段でこちらも人気です。
ちなみにACARTはこのバターナイフをもう20年近くも使っています。
ステンレスなので洗いやすいこと、カチカチのバターでも切りやすいこと、などがお気に入りのポイントです。
最後は「燕振興工業 TI-1 バターナイフ」、990円 (税込)。
TI-1 バターナイフ ¥990(¥900+税)
バターナイフ、というより「アイスの棒」みたいなシンプルすぎる1本です。
この鏡面仕上げとそっけない形がめちゃくちゃかっこいいのですが、「バターナイフ」と認識いただけることが少ないのが少し難点かもしれません。長さは実測で15.5cmほど。 ドイツiFデザイン賞、グッドデザイン賞を受賞した、 五十嵐 威暢のデザインです。
ちなみに上記のなかで、以前ご紹介した野田琺瑯のバターケースに入るのは「 純銅銀仕上げ(約14cm) 」と「TI-1(約15.5cm)」となります。
しかしどちらも少々小さいので、 バターケースに入れっぱなしにするにはちょっと工夫が必要です。例えば、バターの上に何かクッキングペーパーのようなものや、バターを包んでいた紙を敷いてその上にナイフを置く、とか。
そして、 「WHITE&BLACK(約16.5cm)」 と「柳宗理(約17.5cm)」についてはバターケースから飛び出してしまいます。これらは入れっぱなしにするのは難しいので、使用するタイミングでその都度ご用意ください。
バターナイフの使い方も人それぞれかと思いますので、生活スタイルに合わせてお選びください。
バターナイフ、以前はよく売れたんですけど、最近はそれほどでも・・・という感じです。
小さなスプーンやフォークはそこそこ健闘してるんですが、やはり使う頻度としては少し落ちるのか、すでに家にあるものでいいや、と思われるのか・・・。
日常に小さな幸せを運ぶバターナイフ。おひとついかがでしょうか?