暑い夏は色んなものの売上が伸び悩みますが、「熱いお茶」もその一つ。
時期によっては一日に何個も売れる、久保田農園さんのほうじ茶ですが、今は気温が高いですし、いらっしゃるお客様もスタバとか飲みそうな若い方ばかり。基本的に荷物を増やさないでお散歩するだけ、というお客様が多い上に、若い方ばかりとなると、当然のように「デカイほうじ茶」はあまり出ません。
そりゃそうだ。
月ヶ瀬久保田農園 ほうじ茶 (ほうじ番茶) 小 ¥432(¥400+税)
そんな渋いほうじ茶は「冬に熱々を飲む」というのが定番の楽しみ方で、アカートも大好きです。独特の香ばしい香りと旨味は冷たい体に染み渡りますよね。
でも、実は緑茶のように水出しで美味しく頂くことできるんだそうです。
「ほうじ茶はアツアツ!」と思って疑わなかったのですが、これはやってみる価値ありそうです。
緑茶はじっくり水出しすると旨味や甘みが強くなるうえ、キンキンに冷えたお茶は何と言っても喉越しスッキリで美味しい!
ほうじ茶だとどんな感じになるのか?「水出しほうじ茶」を作ってみましょう!
いろいろな情報を参考にして、用意するのはこんな感じにしてみました。
水:1L
茶葉:10g
冷茶ポット(ボトルや水筒など)
ティーバッグ or 茶漉し
作り方は簡単です。
①ティーバッグを使う場合は茶葉をバッグに入れ、容器に入れる。
②容器に水を注ぎ、蓋をする。
③冷蔵庫で3時間以上置いておく。
④ティーバッグを使わない方は、3時間~8時間経った後に茶漉しを使って茶葉をこします。
作るときのポイントはゆっくり時間をかけて抽出すること。
大体3時間以上は置いておきましょう、とのことです。
これだけでスッキリ美味しい水出しほうじ茶の完成!たしかに渋みが少なく、味はしっかりしているけど飲みやすいほうじ茶ができました。
お湯で出すと独特の渋みがでて、それは個人的には好きなのですが、渋みや苦みが苦手な方や、スッキリ飲みたい方には「水出し」おススメです!
そして気になる「水出しほうじ茶のメリット」は?
①そもそも低カフェインのほうじ茶だが、さらにカフェインが減る。
カフェインは高温になるほど溶けて出ていく性質があるそうです。 ほうじ茶はもともと茶葉を焙じたときにカフェインが減りますが、水出しにすることでさらに溶出を防げます。
②渋みが少なくマイルドな味になる
渋みのもとであるタンニンは、高温のお湯で抽出するほど溶け出しやすいので、水出しにすると ほうじ茶特有の香りと旨みを残しつつも、マイルドな口当たりになります。
ちなみにカフェインは、皆様ご存知かと思いますが覚醒作用だけでなく利尿作用のある成分です。夏の水分補給の際にお茶があまり推奨されないのは、利尿作用が強いと水分と一緒に塩分が排出され、脱水症状を引き起こす可能性があるから。
そのため、カフェインが少なく利尿作用の弱いほうじ茶は、日々の水分補給に適しているというわけです。 苦みが少なく、お子様でも飲みやすいので、熱中症予防の効果も期待できますね。
最後に水出しほうじ茶の注意点。
・ほうじ茶は緑茶に比べると殺菌力が弱いため、必ず冷蔵庫で保存しましょう。
・保存は冷蔵庫で2~3日。
・ティーバッグをすぐに取り出す(1日以上は入れない)。
理由は、お湯で淹れる場合と違って、水の中で茶葉から菌が繁殖しやすいため。また、茶葉を出さないでいるとお茶が濁って透明感がなくなってしまうそうです。
・衛生面と安全上はミネラルウォーターよりも水道水のほうが良い。
茶葉を出さなくても大丈夫、とか、ミネラルウォーターでもOKとか、そういった話もあるのであとは個人のご判断でお願いいたします。
ただ、冷蔵庫で2~3日とはいえ、やはり早く飲んで頂くほうがいいかもしれませんね。意外と夏に向いてる水出しほうじ茶。
久保田農園さんのほうじ茶で、ぜひお試しください!