先週、正式に全国19都道府県で「緊急事態宣言」の延長が決定しました。奈良県では「緊急事態宣言」も「まん延防止措置」も対象ではありませんが、独自の措置として出されていた「奈良県緊急対処措置」というものがあり、こちらも9/30までの延長が正式に決定しています。
具体的な制限はさほどありませんが、公営施設の使用やイベントの実施などについては個別に自粛措置がとられることになるため、奈良県内でも公営の駐車場が休場となったり、県や市の組織が何らかの形で絡むイベントが中止になったりといった影響が出ています。
その結果、このブログでも毎月お伝えしている「奈良の催し」の情報にも変更となるものが出て参りました。残念ながら以下の人気イベントは今年も中止が決定しました。
なつの鹿寄せ
7月から9月の毎週日曜日に奈良公園の飛火野で開催される予定だった「なつの鹿寄せ」。段階的に何度も期間が縮小されてきており、残すは9/19(日)の1回だけとなっていたのですが、残念ながらそれも中止が決定しました。
夏から初秋の朝、爽やかな空気の中に響くナチュラルホルンの音色。それに呼ばれて様々な方向から走り寄ってくる鹿たち・・・。想像しただけで清々しい気分になります。次の冬の鹿寄せはなんとか開催できるようになってほしいですね。
奈良若草山夜景観賞バス
こちらも鹿寄せ同様、何度も開催期間が縮小してしまい、9/17以降分の開催が待たれていましたが、残念ながら9/17、18、19、20、23、24、25、26に予定されていた回もあえなく中止となってしまいました。
ちなみに夜景観賞バスの終着点である若草山頂駐車場が県の管理となっており、こちらの休場が9/30まで延長されたことが大きく影響していると思われます。この休場はバスだけでなくもちろん一般車両も対象となっているため、現在若草山の山頂へはマイカーでも行くことができません。
ただ若草山に向かう「奈良奥山ドライブウェイ」自体は営業しており、8時から19時と営業時間は短縮中ですが、若草山頂を通過し、高円山へと抜けるルートは通常通り利用できるので、春日山原始林や石仏群を楽しむことは可能です。
以上、取り急ぎイベント中止のお知らせでした。
ワクチン接種も進んだおかげか、このところ格段に新規感染者数も減少してきています。今あと少し我慢すれば、今年も奇跡の秋はやってくるかもしれません。ぜひそれを信じて、あと少しだけ辛抱です。