転害門のふしぎ。

アカート自宅のすぐ近くにある東大寺転害門(てがいもん)。
9月23日午前、こちらの大しめ縄の掛け替えがあり、出勤前に偶然見ることができました。
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珍しい光景を見つけてしまい、ついつい立ち止まって眺めていると、当店によく来てくださる東大寺通のお客様に遭遇。詳しくお聞きすると、この大しめ縄の交換は4年に一度、秋分の日に実施されているんだそうです。
あまり気にしたことのなかったしめ縄交換作業。年に1回くらい、適当なタイミングで替えてるのかなあ?なんて思っていたのですが、こうして掛け替えをしているのを見るのは初めて。めっちゃ近所に住んでいるのにねえ。
 
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神武天皇により奈良時代762年に建立されたと言われる転害門。ほぼ創建当時のままの姿で残っており、国宝に指定されています。
東大寺といえば表の参道で仁王さんが守っている南大門のほうが有名ですが、そちらよりもずっと昔に建てられた歴史的な建造物なんです。
 
ところで、東大寺はお寺なのに転害門にはしめ縄がかけられています。
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神社でもないのにしめ縄・・・。よくよく考えるとちょっと不思議な姿ですが、その理由は神仏習合思想が盛んだった奈良時代に遡ります。
749年、大仏建立の成就を願った聖武天皇が、東大寺の守護神として大分県の宇佐八幡宮から分霊を迎えた際、転害門をお神輿が通ったことから、この大しめ縄が掛けられているんだそうです。 
 
しめ縄は全長約15メートルほどあり、この転害門周辺の農家の方々によって提供された稲わらや、交流のある大分県宇佐市の小学生が植えて収穫されたものも使用されています。
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それを近隣住民の方々20名以上で編んで掛け替えられました。
アカートも途中まで見ていましたが・・・。
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15メートルのしめ縄が門に装着されたあたりで時間オーバー。紙垂などの飾りが付いた姿は後で確認することにして、お店へ向かったのでした。
 
南都焼き討ちなど大きな戦火を免れて今も建ち続ける転害門。こちらでは毎年10月5日に転害会というお祭りが行われます。
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転害会は八幡神を宇佐から招いた様子を再現した神事。ライブコンサートに宵宮祭、本宮祭が通常であれば行われるのですが、今年も縮小の可能性あり。また、明治初年の神仏分離・廃仏毀釈により東大寺に移されたご神体である、国宝・僧形八幡神坐像が東大寺の勧進所八幡殿にて特別開扉されます。
 
転害会/手向山八幡宮
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2021/10/5(火)
手向山八幡宮での神事 9:00
転害門での神事・法会 11:30※2021年は中止のようです。
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ちなみに昨年は神職による神事のみで斎行され、転害門での神事及び祭礼関連のイベント等全て中止となっていました。令和元年に約60年ぶりに復興した転害門までの渡御も残念ながら中止。宵宮前日の奉納コンサート、宵宮の奉納舞も中止になりました。
公式な情報を待ちたいと思いますが、今年もおそらく・・・。来年こそ、美しく華やかな御神輿が見られるのを楽しみにしたいと思います。
 

One Reply to “転害門のふしぎ。”

  1. 【手向山】にオシャレな二色の獅子舞が…?
    アカートさんのお正月アイテムにしたいくらいよ🎍
    『たむけやま』と『たむけん』は何か関係してるのかしら❓

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