10種類くらいが最適？空気の器が入荷しています

奈良公園はキラキラと輝く新緑が美しく、人出も少なめで静かです。鹿たちがゆったりと草を喰む姿を眺めながら、ベンチでお昼寝でもしたくなるような爽やかな空気です。

そんな水曜日、本日も定番商品の紹介です。爽やかな春の空気を入れる「うつわ」はいかがでしょう？

というのは冗談で、極細の切れ目の入った一枚の紙を広げると器のようなシルエットになる「空気の器」が再入荷しています。

新型コロナ感染拡大以前は、常に20～25種類程度を販売していた当店ですが、現在は10種類程度にぐっと種類を絞って販売しています。

これはあらゆる商品の売れ行きが減っているなか、たくさん仕入れても売れないということもありますが、現在の「お客さまの層」にとって最適な数がこの10種類前後だということが見えてきたからなのです。

コロナ以前、空気の器は地元のお客様に加えてたくさんの観光客の方にお買い求めいただいていました。その観光客というのも海外の方(アジア圏よりは欧米の方が好まれていました)や、東京、神奈川など首都圏エリアから旅行で奈良のお寺や伝統行事を鑑賞しに来られるような方が多かったように思います。

しかし現在の「お客様の層」は観光客の方でもそのほとんどが県内・大阪・神戸など関西圏の方で、特にこの時期はお散歩目的の家族連れとか、久しぶりにお出かけを楽しむ奥様グループみたいな方がほとんど。

そういった方々はこの「空気の器」を初めて見たという方がほとんどのようで、ある意味純粋にこの製品の美しさに惹かれてお買い求めくださいます。そんなときには見たことない珍しいカラーだとか、お気に入りのアーティストのコラボだとかはあまり意味をなさず、むしろあまり多いと迷ってしまって結果的にお買い求めいただけないということにつながってしまいます。
その結果、10種類くらいがベスト。多くても少なくても売れにくい、ということになったというわけです。