昨年のうちに、と思っていたのですがなかなかできなかったお知らせです。
2023年12月13日(水)、元猫スタッフの長女ブラジルが天へと旅立ちました。
年明けには21歳になる長寿の猫でした。
あと少し大丈夫かな、と思っていたのですが、予想以上に早く潔く去っていった彼女。
看取ったのはたまたま休みだったアカート1号(この呼び方9年ぶりくらいですが)と次女オット、末っ子カルボンです。
これを書いているアカート2号が外へ勤めに行ってる間に急に呼吸が弱くなり、病院に連れて行ったものの間に合わず・・・、ということでした。
20年間毎日帰りを待ってくれていたのに、最後の最後に彼女はアカート2号を待ってくれませんでした。
会社を早退してとにかく急いで帰ったのですが、乗っていた近鉄電車の中で、息を引き取ったという連絡を受けてしまいました。病院へ連れて行ったアカート1号の見守る中、ほとんど苦しまずに静かに呼吸を止め、最後の眠りについた長女。
眠っている顔もいつもと変わらず穏やかで愛らしく、美しい姿でした。
到着するまで待っててくれる、と勝手に思っていたのですが、長女は意外とあっさりと、「ほな行くわ」という感じで旅立ってしまいました。
まあドライというかなんというか、そういうとこあるよね、という感じの猫でしたが。
亡くなる少し前はトイレの粗相が増えたのでオムツをしていましたが、完全にオムツで過ごしたのは5日間ほど、立ち上がることが難しくなってからは2日間ほどでした。
少し衰えてはきたものの、亡くなるとしたらもっと弱ってからだと勝手に思っていたので、呆然とするばかりでした。
もちろんまだまだお世話をさせていただくつもりでしたので、オムツやペットシーツ、サプリメントや長女用のペーストごはんも沢山買ってしまっています。
まさか寝たきりにもならずに逝ってしまうなんて。気が短いというか潔いというか…。
自由に動けないのなんてあたしゃ勘弁、と思ったのかもしれません。
もう少し早く病院へ連れて行ってたら、と思うものの、老猫には通院自体が負担ですし、入院になったらそばで見られなくなると思うと、躊躇してしまいました。
とはいえ、あまり苦しまずに穏やかに旅立ったのは彼女にとってはよかったのかな、と思います。
ペットシッターの仕事をするにあたって、長女の介護は本当にいろいろな勉強になりました。
日々のお世話の記録や、やって良かったこと、悪かったことなど、ボチボチこちらでご紹介できたらと思っていたのですが ・・・ 。「お世話をしながら」ではなくなりましたが「お世話した過去の貴重な経験」としてお伝えすることにします。
もちろん介護の記録だけでなく、ブラジルとの思い出はここでは書ききれないほどありますし、写真も全てをお見せするのは不可能なほど蓄積しています。
今後少しずつ、面白おかしくご紹介できたらと思います。
そしてこのようなタイミングでのお知らせになってしまい、ブラジルを可愛がってくださっていた皆様には大変申し訳なく思います。
もっと早く、と思ったのですがどうしても筆が進まず、ついこれまでサボってしまいました。
ブラジルと関わってくださったすべての方、ありがとうございました。
最後に手を尽くしてくださった北川動物病院の先生、看護師さんにも感謝申し上げます。
最後に、彼女は普通の猫でした。
取り立ててかわいくもなく、きれいでもなく、ただただ人が好きな普通の猫です。
奇跡が起きて一度よみがえるとか、妹に憑依するとか、 ドラマチックな出来事はありませんでした。
でも小さな奇跡を沢山起こしてくれました。
我が家に来てくれたこと、たくさんのお客様とのご縁を結んでくれたこと。
彼女と一緒にいられた20年間は本当に本当に楽しかったです。
皆さまもどうか、長女が変な被り物を付けた姿など、時々で結構ですので思い出して「くすっ」と笑っていただけると幸いです。
彼女はお客様が喜んでくださるのが大好きな猫でしたから。
ブラジルさん…
色んな思い出をありがとう…
初対面での『スリスリ』嬉しかったです…
お店の前のベンチで抱っこしてお客さまたちを羨ましがらせたことも覚えています…
【向こう】でうちの“ぺぺ子”と出逢えたら、仲よくしてください。
ぷーさま
コメントをありがとうございます。
ブラジルのことを覚えてくださっていて嬉しいです。
そんなこともありましたね・・・。彼女はお客様が大好きでしたので。
私達もそんな光景を見るのが楽しかったです。
「ぺぺ子」様と仲良くしてくれると思います!
ただ驚き、まだちゃんとコメント書けませんが。
御一緒できた時間、やんわり、と言うか、穏やかな時をいただきました。本当にありがとうございました。
ご縁に感謝です。
のん さま
ありがとうございます。
皆さまにかわいがっていただけて、彼女はとても幸せな猫だったと思います。
これからも時々ブログに登場させますので、どうぞ見てやってください。
こちらこそ、ご縁に心より感謝しております。
Instagramでいつも拝見させていただいておりました。驚きと同時にとても寂しいです。
まだお店が移転する前、ふと立ち寄らせてもらった時にブラジルさんに会いました。
入口入ってすぐのベッドでねんねしていたのに
、私が会計を済ませてふと見るとすくっと起きてお外をじっと見つめていました。私が帰るの分かって挨拶待ちしてくれたの?嬉しいなあと。
撫でるとゴロゴロ喉を鳴らせてくれて、とってかわいくて、お店で楽しい時間を送らせてていただきました。
ブラジルさん、あの時はありがとう。
ゆっくり休んで下さいね。
なつ さま
コメントをありがとうございます。
また、当店のブラジルのこと、覚えていてくださってとても嬉しいです。
お客様に遊んでいただくのが大好きな猫でしたので、きっと撫でてほしくて待ってたのだと思います。
本当にありがとうございました!