3月に入り、本気で慌ただしくなってきた感があります。
しかしながら、二月堂では1273回めの修二会が始まっています。
大湯屋の手前に突然現れる仮設トイレや・・・
塔頭の門に輝く輪注連・・・。
更には裏参道にも張り巡らされた結界・・・。
これらを見ると、「ついに修二会が始まったのか!」と思わざるを得ません。
そんなわけで、見てきました。昼間にお松明・・・ではなくて点火前の竹。
空へと伸びる竹を見ると、天への梯のように見えますね。ブラジルはこの竹の向こうの天国で穏やかに過ごしているだろうか(?)・・・。
そんなことより。
昼間といえばみんな大好き「生飯(さば)投げ」です。
一日1回のお食事を済ませた練行衆のみなさんが、ご飯の残りを小さな紙に包んで閼伽井屋の屋根にえいっと投げる作法(?)。
「い~らない」ではなくて鳥獣にも施しを、という意味なんだそうですが、皆さんの美しい投球フォームが見られるからか、毎年この時間は「さば待ち」の人々が食堂前に集まります。
ACARTはコアなファンではないですが、なんかこれが好き。
というわけで12時半頃から食堂の前に待機してシャッターチャンスを待ちました。少し遠かったので画像荒いですが・・・。なんとなく、投げてる様子はおわかりいただけるでしょうか?
もちろん、この後は「日中」の行が行われますので、いそいそと二月堂の上へ移動。今年は局にも入れるようですね。
休日なので人がたくさんでした。
さて、日中も少し拝見したので帰ろうと思ったら、先ほど投げられた「さば」を狙って閼伽井屋の上にカラスがいるではないですか!
さば投げの時点で屋根で待機していることもあるのですが、今回は人が多かったからか、あとでやってきたようですね。
もぞもぞと包みを解いて・・・。
ひゅう~っと持ち去ってしまいました。
もっとよく撮れたら良かったのですが、スマホとアカートの瞬発力ではこれが限界でございます。
お松明は3/14まで毎日19時ころから行われます。
※日によって少し違うのでお出かけの際はご確認ください。