2021年「春日若宮おん祭」について

今週に入って一段と寒さが増し、早くも冬を感じさせる空気になりました。
奈良の冬は寒いですし、お正月以外は基本的には「閑散期」になるので、あんまり早く冬が来るのは困るというもの。
紅葉も先日の雨で少し散ってしまいましたし、実りの秋があっという間に過ぎていくようなちょっと寂しい気分です。
 
そんな中ではありますが、「春日若宮おん祭」について、少し前(かなり前?)に春日大社より発表がありました。12月の開催なので少し先ですが、「今年はどうなん?」と気になっている方もいらっしゃるかと思いますのでご紹介します。
 
まず毎年お伝えしてます「おん祭」とは。
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奈良の冬の風物詩「春日若宮おん祭」は五穀豊穣などを願って、平安時代から行われていてる由緒正しいお祭りです。今年で886回目を迎えるそうなんです。
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この日は近くの小学校などもお休み?半日?になるなど、奈良の街をあげての大きなお祭り。
 
ですが・・・。
結局のところ、やはり昨年同様に今年も規模を縮小し、すべての神事を関係者のみ、一般には非公開で行うと決まったそうです。

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例年、おん祭は県庁前からお旅所まで約1000人が練り歩く「お渡り式」が見どころの1つ。
去年は一之鳥居からお旅所までの短いコースに変更し、行列の編成も約20人に縮小して行われました。
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しかし今年は、行列の人数を約50人に増やし、去年行われなかった松之下式や稚児流鏑馬も執り行うとのこと。「非公開」ではありますが行われるとなると・・・見たくなりますね。いや、ダメダメ。
 
 
詳細なスケジュールは以下の通りです。
 
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12月15日(水)
大宿所詣:中止。
御湯立:16時30分のみ斎行。
大宿所祭:斎行。
一般参拝者の大宿所境内への参入や入口周辺での拝観は不可。
 
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12月16日(木)
大和士、田楽座宵宮詣:斎行。
宵宮祭:斎行。
※一般参拝者の本社(若宮仮殿)周辺での拝観は不可。
 
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12月17日(金)
遷幸之儀、暁祭:斎行。
本殿祭、若宮御留守事:斎行。
お渡り式:行列の編成を約50名、馬9頭に縮小して一之鳥居から御旅所の間で執行。
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《 お渡り式 行列編成(予定) 》
春日若宮おん祭保存会長、日使、細男座、猿楽座、田楽座、馬長児、大和士、大名行列、稚児流鏑馬
・試しの儀、南大門交名之儀、競馬:中止。
・松之下式:縮小して執行。
・稚児流鏑馬:執行。
・春日若宮おん祭特別桟敷席:設置なし。
 

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御旅所祭:例年14時30分からですが、今年は開始時刻を繰り上げて斎行。
・お旅所祭の神事、芸能奉納やお旅所境内の敷設などに大きな変更はなし。
・祭典中に宮司、日使により、常の御旅所祭祝詞に加え、新型コロナウィルス感
染症の早期終息を祈念する悪疫退散祈願詞を奏上。
・お渡り式、松之下式、お旅所祭を紹介するため、インターネットによるライブ
動画を配信する方向で現在検討しています。

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還幸之儀:例年23時からですが、開始時刻を繰り上げて斎行。
※17日の遷幸之儀から還幸之儀に至るすべての神事に際して、一般参拝者の本社(若宮仮殿)付近や参道及び御旅所周辺での拝観、御旅所境内への参入は不可。
 
 12月18日(土) 
奉納相撲、後宴能:中止
 
以上のような感じです。
 
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今年もインターネットによるライブ配信がありそうですね。
寒い中、特に夜中に行われる神事は現地で見るのは大変だから・・・、と意外と昨年は好評だったライブ配信。
今年も「おうちでおん祭り」を楽しみましょう。
 
 

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