一昨日の深夜の嵐のような雨があがったかと思うと、昨日あたりからまた一段と寒さが増した気がします。強い雨と風のおかげで、木々も葉を落とし、いよいよ冬という感じになりました。
冬と言えば、今年はどうやら寒い冬になるということで、暖房器具を早くも用意したという方も多いと思います。できるだけ省エネで、でも暖かい暖房・・・なかなか難しいものです。
そんなときはやはり、温かいお茶なんかを飲んで体の中から温めるのがいちばん。お茶といえば当店には和紅茶やほうじ茶がございますのでおススメですが、お茶をさらに美味しく頂くことができる「焙じ器」が入荷しています。
愛知県常滑市の常滑焼(とこなめやき)でできた、急須のような形の「焙じ器」。
実は昨年の夏ごろにも数回入荷していた常滑焼の焙じ器なのですが、取引先の代理店さんのお取り扱いが終わってしまい、当店では入手できなくなっていました。
それでも「あれ欲しかったのに」というお客様のご要望も多く、全く違うルートからほぼ同じ製品を入手することができました。
とはいえ全く同じというわけではなく、あの時の製品とは少しだけ違うものになります。と言っても見た目やサイズ、常滑焼であることなどはほぼ同じで、違うのは持ち手の部分。
以前お取り扱いしていたものは籐巻きがしてあったのですが、こちらは裸です。少しだけ熱くなりやすいかと思いますが、どちらにしてもミトンが必要な熱さにはなりますし、籐の部分が傷むことがないのは逆に良いかもしれません。
さて何に使うか?ですが、ほうじ茶を煎り直して飲むのはもちろんのこと、家に余っている煎茶(緑茶)を煎れば、ほうじ茶になります。
香ばしいのが好きな方はちょっと長めに煎るなど、お好みの香ばしさや煎り具合を楽しめますね。
また、煎ることによってお茶の渋みや苦みが取れまろやかな味わいになるんだそうです。
【使用方法】
1.コンロで空の焙じ器を軽く温めます(1分ほど)。
2.火を止め、茶葉を投入。
3.中の茶葉をゆっくり回します。弱火で焦がさないように。
4.茶葉が均一に茶色くなるまで焙じます。焦げやすいのでご注意を。
5.頃合いを見て火を止め、取っ手の先から茶葉を出します。
6.茶葉を急須に入れ熱湯を注ぎます。
※焙じ器を温める時間が長いと焦げるそうです。
※煙が出るので換気をお忘れなく。
※持ち手は熱くなるので、必ずミトンなどで掴んでください。
焙煎したてのほうじ茶は香ばしさや香りが一段と際立ちます。
また、茶葉以外にも豆やナッツ類、ゴマ、塩、銀杏などにも使えるそうなので、いろいろと煎ってみたくなります!
お手入れは普通の急須などと同じようにさっと洗って、よく乾かすくらいで大丈夫ですので、それほど難しくはありません。
家でゆっくりお茶を楽しむときにも良いですし、年末年始などお客様やご家族が集まるときに、ちょっとしたおもてなしとして焙じ器を使うのもおススメ。
お部屋の中が何とも言えない香ばしい香りで満たされ、「お茶をわざわざ焙じる」というひと手間にお客様も喜ばれるはず。
リラックス効果もありそうですし、きっとお話が弾みますね。
ロクサン 焙じ器
【材質】耐熱陶器(常滑焼)
【サイズ】約14×24cm
【カラー】黒 / 白
【熱源】直火専用
常滑焼 焙じ器(ロクサン tokoname) 白 [南海通商] ¥2,750(¥2,500+税)