9月11日(日)。アカートが実店舗として営業する日曜日は、本日を含めてあと2回となりました。
このところ、閉店を知った懐かしいお客様や久しぶりのお客様が度々ご来店くださいます。皆さまお忙しいのに、ありがたいことですね。お騒がせしてすみません。
最近の流行り?は当店が餅飯殿町から南市町に抜ける細い路地裏「南市えびす通り」にあったときのお話。散歩していて見つけたんだ、とか、あのとき偶然入店して・・・など、いろいろと昔話に花が咲いております。
あの場所から移転するときも「寂しくなるね」と言っていただいて、ただ「次の場所にも行くよ」というお言葉も頂戴していたのですが・・・。
今回は「次の場所」がございません。
そんな当店に温かいお言葉をかけてくださる皆さま、本当に本当にありがとうございます。
皆さまのアカートへのねぎらいのお言葉、身に沁みております。
さて、餅飯殿時代の話でよく言われるのが「店の前に猫が居て吸い寄せられた」、とか「猫の姿が見えたので入店した」という内容。
そうですねえ、あの頃、店の前は車は通りませんし、ほとんど人も・・・まあ、少なかったので、看板猫の長女は好きなように店の前の道路に出てウロウロしておりました。
時には道の真ん中でべローンと寝てしまったり。よく野良猫だと思われましたね。
そんな長女をみて当店に来てくださり、今でもご来店くださっている方が沢山いらっしゃいます。
そうして、長女は沢山のすばらしいご縁を結んでくれました。
これまで本当にありがとう、長女。
・・・って、なんか長女追悼みたいになってますが、ちゃんと今日来てます!
長女が道路でゴロゴロしていたのはもう6~7年前ですが、あの頃は長女も(人間スタッフも)もう少し若くて元気でした。
今ではすっかりおばあちゃんになり、日常生活でも色々と危ういところがでてきてしまい、正直あまり目を離せないような状態です。
とはいえ、19歳と半年ほどの月齢にしてはまあ元気なほうではないでしょうか。
ちょっと怒りっぽくはなりましたが、本人は多分あまり歳をとったつもりがないのでしょう。
人間のお世話を不要だと感じているのかもしれません。
「自分でできるわい!」みたいな。
そうそう、彼女は昔から人の若さを吸い取って若返ってきたようなところがあります。おかげで日々接している人間スタッフも、最近はあちこちに老化が著しい気が・・・。
そんなわけで、長女に会った後は目尻の小皺が増えたり、老眼が少しきつくなったり、お肌がカサカサしたり・・・というようなことがあるかもしれません(妖怪?)。お越しいただく際はくれぐれも覚悟の上ご来店ください。
人様にお見せするにはちょっと年寄りっぽくなりましたが、今の姿も長女です。
「長女に少し若さを分けてあげる!」という方、ご来店をお待ちしております。