主役不在の”うちの子記念日”

ツバメはまだまだ忙しく飛びますが、セミが鳴き出し、梅雨明け前だというのに暑い日が続きます。
なんか人も車も多いな、と思ったら3連休なんですね、皆様いかがお過ごしでしょうか。

相変わらずSNSが止まりがちなアカートですが、おかげさまで皆元気にしております。シッティングもそれ以外も少々バタバタして毎日があっという間に過ぎていく・・・と思ったらもう7月も半ば。
長女ブラジルが亡くなってもう半年以上も経つなんて、信じられません。

そう、この海の日の周辺というのは、ここ20年ほどはずっとブラジルの「うちの子記念日」でした。この日に長女本体がいないのは今年が初めて。

なのに存在感と気配だけは感じる、21回めの「うちの子記念日」です。
ケーキの生クリームを奪い合ったり、道草を食う長女をたしなめたり、ライオンをかぶせたりした記念日はもう戻ってはきませんが、とても楽しい思い出です。

シッティングのお客様のところにも長女のようなキジの猫さんはいらっしゃるのですが、毛の性質や柄の細かい部分、色、手触り、体系、肉のつき方、背格好、顔立ち、性格などなど、やはり全然違うことに驚かされます。
猫って似てるようにみえてもそれぞれ違うんですね。
お客様が自分の猫さんをそう思うように、アカートにとってもやはり長女は唯一無二でした。

おねえちゃん、21年前うちにきてくれてありがとう。
そして20年以上も一緒にいてくれてありがとう。
これから生きている限りはずっと、思い出すからね。

長女はどこへ行ったのか、まだ帰って来ないのか、日々忙しくしながらもふとした時にそんなふうに思い出します。今頃サバンナかな･･･。