今回ご紹介するのは保護猫らしい警戒心バチバチのおふたり。ハチワレの牛柄がはなび君で、三毛がまつりちゃん、1歳の男の子と女の子です。
自治体の保護猫譲渡の制度を利用してめでたく家族になったというふたり。おそらく血の繋がった兄妹なので、一緒に引き取ってもらえて本当に良かったですね!
最初の打合せのときは二人ともほとんど姿を見せず、ちょっと手強そうな印象。ストレスになるようなことは極力避けますが、最低限のお世話と安否確認だけはさせていただく、と了承をいただきました。
ちなみにはなび君とまつりちゃんは今回が初めての長期お留守番。期間も約1週間と初めてにしてはちょっと長めなので、ご家族も少し心配です。でも、おトイレのセッティングや誤飲に繋がりそうなものを撤去してくださるなど、ふたりのことをとても真剣に考えて準備してくださいました!
そしてシッティング当日。はなび君は寂しさからか近寄って甘えてくれるのですが、まつりちゃんは予想通り気配を消してベッドの下から出てきません。まあそりゃそうですね、知らん奴が家の中をウロウロするのですから、恐怖しかないでしょう。
食事はカリカリとウェット、おやつの提供、お水の交換やおトイレのお世話と、やることはシンプルですが警戒しているまつりちゃんは結局ウェットやおやつは食べずはなび君がまつりちゃんの分まで食べてしまいました…。
まあ、初日はこんなもんです。
それから3日目までは場所を変えつつまつりちゃんやっぱり警戒しています。はなび君はすっかり懐いてくれているのですが、女の子は難しいですね…。「私は騙されないわよ!」という空気がガンガン伝わってきます。
ただ、徐々に外には出てくるようになり、ウェットもアカートから遠く離れた場所ならば食べてくれるようになりました。まさに距離が縮まっています。
あと少し…、で4日目。ついにまつりちゃんもはなび君と同じ場所で食べてくれるようになりました。やはりおやつやウェットのおいしいご飯の力は偉大ですね!
それからはあっという間に仲良くなって、結果的にはごろんとお腹を見せてくれるまでになりました。でも意地を張るところや女子らしい警戒心も、シッター泣かせではありますが愛おしいです。もちろん最初から心を開いてくれる男子もかわいいのですが!
最初は残しがちだったカリカリも、最後はきれいに完食して毎回少しずつ量を増やさないと足りなくなりましたし、ウェットやちゅ~るも提供したらすぐに食べてくれるようになりました。お伺いするといたずらした跡もありましたので、きっとふたり仲良く遊んでいたんでしょうね。
ちなみにこちらのご家庭は当初ペットホテルも検討されたいたとのこと。でもずっと狭いところに閉じ込めておくのはかわいそう、というお気持ちが強く、今回当店にご依頼をいただいたそうです。
アカートがシッティングさせていただくのは1日1時間ほどですが、いつもと同じ環境でお留守番できるのは猫たちにとってストレスが少なく快適なはず。どこの誰かもわからないアカートに大事な猫さんやおうちの鍵を預けるのは勇気のいることだとは思いますが、ご決断いただき本当によかったです!
はなび君、まつりちゃん、初めてでも上手にお留守番できましたね。またお会いできますように!
毎回ブログ本当に楽しいです😊
1週間の長いお留守番も片岸さんの誠意が伝わり仲良く出来て良かったです〜😺